リスクマネージメント

#1-釣行の際の車の乗り合いについて

釣行の際、車の乗り合いで気心の知れた仲間達と釣り談義をしながら往復するのは、1人で行くよりも楽しいし、運転が交代できて、安全性を高めてくれるばかりか、経済的でもありとても合理的ですよね(^^)
 しかしながら、注意しないと、せっかくの釣り仲間との人間関係が壊れるばかりか、人生が狂ってしまうことも有りえるのです!それは、万一、事故が起こってしまった時に、その自動車が無保険であったり、保険に加入していても補償の対象にならないことがあるからです。
 そんなことにならないように、自らの責任で自動車の任意保険(以下自動車保険)について以下の2点は必ずチェックして下さい!

①他人に自分の自動車を運転してもらう場合

 <Check point→自分の自動車保険の運転者の範囲がどうなっているか?>

 皆さんご存知の通り、自動車保険は契約時に運転者の範囲を設定します。
 他人に運転してもらう場合は、自分の加入している自動車保険に「家族限定特約」や「本人・配偶者限定特約」といった特約が付いていないか確認しましょう。付保されていると保険料は安くなりますが、他人が運転した場合、補償の対象にならないので注意が必要です。
 また、運転者の年齢条件(例えば、35歳以上担保等)の設定も注意すべきですが、最近は設定した年齢条件に関わらず、他人が運転した場合は運転者の年齢は問わずに補償してくれる保険会社が多いので確認してみましょう。勿論、この場合も、「家族限定特約」等が付帯されていると補償されません。


②他人の自動車を自分が運転する場合

 <Check point→自分の自動車保険に「他車運転特約」が付いているか?>

 自分が他人の自動車を運転する場合は、自分の自動車保険に「他車運転特約」が付いていれば他人の保険がどうあれ、他人の車を自分の車とみなして保険が使えるので安心です。この特約は自動付帯されている事が多いようですが、対象にならない車種(2輪車等)があったり、車両保険が使えないケースもあるので保険会社や代理店に補償内容を確認してみましょう。
  また、自動車を所有していない方が運転する場合、スマホやコンビニで1日500円程度で申し込める自動車保険(1DAY保険・ちょいのり保険等の名称)もあり気軽に利用できます。


 長く損害保険の仕事をしていると、事故時に無保険であったり、車両の入替忘れや運転者の条件が違うために、生じた事故が保険の補償対象にならないという悲劇を何度も見てきました。そうなると、せっかく築いてきた人間関係が崩れてしまったり、人生の歯車が狂ってしまうことさえあるのです。
 まずは事故を起こさぬように、安全運転と釣行前の体調管理に努めることが第一ですが、自動車保険のチェックも怠らないようにして下さい!
 自戒を込めて・・・!

*特約名は保険会社によって異なる場合があります。



2017.02.27
written by ジャンボー

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