タックル

#7-NEW トーナメント ISO LBD ~ BITURBO(バイターボ)の実力を大いに実感!



少し前の話になってしまいましたが、6月30日の土曜日に南伊豆の石廊崎へ行ってきました。
この日は、この秋に発売となるNEW トーナメント ISO LBDの最終段階のチェックを兼ねた釣行でもありました。
当日の模様は、7月3日付のウキフカセ100%で既にレポートしたように、陸の丸島に上礁し、 中型ながらも元気なメジナとイサキが飽きない程度に釣れてとても楽しい釣行だったのですが、今回のNEW トーナメント ISO LBDの最大の売りである『BITURBO(バイターボ)ブレーキ システム』を即座に実感するのには少々物足りないサイズであったのです。

しかし、この釣行におけるある出来事をキッカケに、『BITURBO(バイターボ)』の実力を大いに実感することが出来たのでした。

先にも述べたように、この日は、中型のメジナとイサキがいいペースで食ってきてくれたのですが、同時に、イサキのことが大好物であるサメも多くて、せっかく掛けたイサキを横取りされてしまうといったようなシチュエーションも多発しておりました。

だいたいその様なときは、最初はイサキの小気味のよい引きが伝わってくるものの、途中で急に重くなり、その後、一気にのされてブチンとハリスが切られてしまうようなパターンがほとんどでした。

しかし、一回だけ、どうやらハリのかかりどころがとても良かったようで、約10分にわたりサメとやり取りするチャンスに恵まれたのです。
おそらく、この時はドラグの調整もうまくいっていたようで、サメが寄ってきてはラインを出され、寄ってきてはラインを出されといった状況が繰り返し続いたのでした。
いま考えればバカなことを考えていたとは思いますが、なかなかラインが切れなかったので、もし足元で浮いたら、どうやって取り込もうかとも考えたほどです(笑)

結果的には、当然のことながら、オーバータックルとなるサメを取り込めるはずはなく、約10分にわたる激闘の末にばらしてしまったのですが、この時、非常に驚いたのは、そのバラシの要因が、仕掛けが耐えきれなくなったためではなく、サメに食いつかれたイサキの身が引きちぎれたためであったということです。

つまり、サメがバレた後に仕掛けを回収してみると、なんとイサキの口の部分のみがハリに掛かって戻ってきたのです・・・
下記画像の黒っぽいのがイサキの口の部分です!



そのサメの大きさは目測で2m近くあったのではないかと思われますが、そんな相手とラインが切れることもなく、また、ハリが折れることもなく、 約10分にわたるやり取りをすることができたのは、おそらく、今回のNEW トーナメント ISO LBDから新たに搭載された『BITURBO(バイターボ)』と 前モデルのトーナメント ISO LBDから搭載されていた『ATD(オートマチックドラグシステム)』の相乗効果によって抜群の性能を発揮して、そのサメとのやり取りをサポートしてくれたからではないかと思うのです。

すなわち、さすがにサメの走りを完全に止めきることは出来ませんが、やり取りをしている最中に相手の動きが緩んできたので、その走りを止めようと本能的にレバーを引くと、「ジャッ!」という音と共に、レスポンスよく『BITURBO(バイターボ)』のブレーキが効いて、サメの走りが一瞬ゆるむのがわかったのです。
しかし、サメがそのブレーキ力に驚いて一転して走り始めると、サオが一気にのされそうになるのですが、その直前にレスポンスよく『ATD(オートマチックドラグシステム)』のドラグが効いて、ラインが滑り出してラインブレークを防ぐことができたのでした。

まさに、『BITURBO(バイターボ)』と『ATD(オートマチックドラグシステム)』の絶妙なコラボレーションが、メリハリのあるやり取りを可能にして、大物と対峙する際に有効であると感じた瞬間でした。


なお、通常ですと、強烈な引きの大物とやり取りをすると、釣り人は興奮状態となり無意識的にレバーを強く引くため、やり取りをしたあとに指がつって動かなくなってしまうようなことが結構あるのですが、 今回のNEW トーナメント ISO LBDだと、ブレーキ効率が2倍になったお陰で軽くレバーを引いただけでもブレーキが効くので、やり取りをしたあとでも、そのブレーキを引く指の疲労度が格段に少なくて済んだのです!
これも、『BITURBO(バイターボ)』の恩恵であると言えるでしょう。



以上のように、今回の相手はサメであったために、その走りを完全に止めることは出来ませんでしたが、この約10分にわたるサメとのやり取りを通じて、NEW トーナメント ISO LBDに搭載されている『BITURBO(バイターボ)』ならば、ある程度の大物ならば確実にその走りを止めることが出来るのではないか、また、『ATD(オートマチックドラグシステム)』との絶妙なコラボレーションによってメリハリのあるやり取りが可能となったので、これまでだと相手にならなかったような大物とも十分に戦えるのではないかという確信を深めた次第です。

なお、『BITURBO(バイターボ)』と『ATD(オートマチックドラグシステム)』の相性が良いことは、NEW TOURNAMENT ISO LBDのご紹介ページにおいても鵜澤政則さんも書かれております。


※この日、私がサメとのやり取りの際に使用していたNEW トーナメント ISO LBDは競技タイプのものでした。また、ロッドはこの秋に発売となるエアエボリューションの1.5号の53、ハリスはグレイトZカスタムEXの1.5号でハリはマルチの6号でした。



2018.08.18 written by 桜井


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