レクチャー

♯1-ウキフカセ釣りとは?

「ウキフカセ釣り」とは、その言葉からも容易に推測できるように、「ウキ釣り」と「フカセ釣り」という言葉が組み合わさってできた造語です。

一般的に、ウキ釣りとは仕掛けにウキを用いた釣りのことを意味し、フカセ釣りとはオモリを軽めにして自然と仕掛けを漂わすような釣りのことを意味するので、それらが組み合わさった ウキフカセ釣りがウキを用いた軽めの仕掛けを使用して、ツケエサを自然と漂わすような釣りであることは、容易にイメージできるものと思われます。

要するに、「目でアタリを簡単に取ることができる」「ウキを潮に乗せて遠くまで流すことができる」 「ウキの重さを利用して遠くまで投げることができる」「ウキの浮力を利用して深いところまで探ることができる」などといったウキ釣りの利点と、 「軽い仕掛けで自然とツケエサを漂わせることができる」「軽い仕掛けで魚に違和感なくツケエサを食い込ませることができる」などといった フカセ釣りの利点を両取りしようというのがウキフカセ釣りなのです。

ところで、ウキフカセ釣りにおける最大の特徴は、「コマセ」と呼ばれる寄せエサを用いて魚を釣ることです。
すなわち、コマセを撒いて魚の警戒心を和らげた上で、そのコマセの帯の中に仕掛けを流し込んで、 仕掛けの先に付いているツケエサを魚に食わせようというのがこの釣りの基本的な考え方となります。
これは、コマセとツケエサの「同調」と言われるもので、この同調を実現するには様々な知識やテクニックが必要となりますので、 追って、それらは説明していきたいと思います。

なお、コマセは潮の流れなどに乗って自然と流れていくわけですから、そこへ仕掛けを流し込んで、 コマセとツケエサの同調を実現するためには、自由に道糸の出し入れができる「リール」の存在が必須のものとなります。




2015.08.30
written by 桜井

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