タックル

【がんちゃん(講習会卒業生)のインプレッション】



◎対象アイテム:NEW波濤1.25号-53
 <使用時のリールは「15トーナメントISO 2500H-LBD」>

2月のフィッシングショー2017で、この新しい波濤を見たとき、買いたい病が発症した。
こんなに胴から気持ち良く曲がる竿なんだと...
デザインもかっこいいし、カラーリングも赤がベースで、とても高級そうに見える(笑)
それでいて定価が2万円台後半!
ただ、穂先は私の好きなメタルトップではありませんでした。
重さは結論から言うと全く重くない。
穂先の糸がらみを低減する「IMガイド」も穂先から#2の固定ガイドまでついているし、リールシートも元竿一体成型でリールをしっかりとホールドしてくれる。

今回、運よく2日間続けて使うことができたので、その使用感をお届けしたい!
いや~実に感動ものですよ。



今回お借りしたのはスタンダードモデルと言える1.25号-53。
カーボンソリッドの穂先「メガトップ」を採用。
磯に着いてすぐ竿を伸ばしたくなるが、ここは我慢!
安全釣行のセオリー通りにタモを用意し、釣り座まわりの準備をし、いよいよ竿のセットに取り掛かった。

最初に感心したのはリールシート。
サオにリールをセットしたとき、これは安物の竿ではないと思った。

次に道糸をガイドに通す。
なるほど必要最小限の部分にIMガイド。
穂先から伸ばしていくとガイド合わせマークがないことに気づいた。
ここは文句を言ってはいけないが、普段ガイド合わせマークのついた竿を使っていると少々厄介に感じた。
でも、どうしてもと言うのなら自分で線を引けば良いし、慣れればたぶん線もいらない。
ガイドを合わせるのは竿を伸ばす1回だけだし、初日は少々手こずったが、2日目にはガイドセットに慣れていた。
このIMガイドの効果は大きい。
穂先に道糸が絡んでも海面に向けて軽く竿を振れば、傾斜のついたガイドの効果で絡みが解ける仕組みになっている。
中・高級品に装備されている高価なガイドだ。

このほかに「X45」「V-JOINT」「HVF」など、DAIWA独自のテクノロジーもたくさん搭載されている。



実釣してみると、仕掛け投入も素直だし、ソリッド穂先ならではだがライン操作は素直に追従してくれて、なかなか心地よい。
当日はウキの見えないところで魚が喰うパターンが多く、ラインや穂先でアタリを取ることが多かったが、手元でしっかりととらえることが出来た。
そして、魚をかけた後も、足元に突っ込む動きにもしっかり対応ができた。
その恩恵もあって、この波濤1.25号-53で、40.5センチの納得サイズのメジナを仕留めることができた。



道糸はアストロンISO 1.85号、ハリスはタフロングレイトZカスタムEX 1.5号、ウキは2BにD-タイドキャッチャーLにD-タイドシンカー2B、針にはD-MAXグレSSスピード6号を組み合わせた。

最後に、この竿を使いこなすには基本に忠実であることが必要だと感じた。
水面から魚を上げるにはタモがないと難しく、強引に引き抜くのは怖いと感じた。
魚に対する竿の角度も大切で、大きい魚だと、のされたり、角度が強すぎるとバラす確率が高くなるのではと感じた。
ただし、この抜群のコストパフォーマンスを目にすると、本当にエントリークラス向けのロッドなのだろうかという気持ちになる。


2017.05.05 written by がんちゃん

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