タックル

【ワッキー(講習会卒業生)のインプレッション】



◎対象アイテム:エア エボリューション1.5号-53
 <使用時のリールは「プレイソ2500HLBD」>

2019年3月30日に、ダイワの「エア エボリューション」を試釣させていただく機会がありましたのでレポート致します。

先の講習会メンバーのレポートにもありましたが、この竿は「軽さ」がポイント。
ということで、まずは今回使用した1.5号-5.3mモデルと、他の同等クラスの製品との数値を比べてみましょう。

    エア エボリューション 1.5-53   186g
    トーナメント ISO AGS 1.5号-53   205g
    DXR 1.5号-53   238g
    メガディス AGS 1.5号-53   205g
    大島 1.5号-52SMT   204g

「軽さ」は竿の性能の中でも万人にわかりやすく重要な要素と思いますので、メーカーも極力軽量に設計してきたと推察します。
にもかかわらず最上級グレードのトーナメントでも205gという数値は、性能とのバランスの中で簡単には軽量化できない証拠でしょう。

この軽さ重視の竿がどんな価値を提供してくれるのか試したのは、メジナシーズンも終盤戦の中、好調が続く西伊豆町 仁科の沖磯“カキハラ”でした。

仕掛けのセット後に持った感触として軽いのは想定通りでしたが、最初の振り込みの時点でその「シャッキリ感」に意表を突かれました。
私が普段使用している竿(DXRのSMT)に遜色ない、むしろ軽さの分だけよりシャープに振り込める感触があり、テンポの良い釣りが展開できます。
またシャープな感触のおかげで、仕掛けの投入精度も上がったような気がして、快適な釣り心地でした。



この日は食い渋りの状況の中、何度か竿を曲げるチャンスもありました。
遠いポイントで食わせて、ハエ根に潜られる前に浮かせる必要からやや強引なシーンもありましたが、パワー不足を感じることなく魚をコントロールすることができました。



軽さはタモ入れもアシストしてくれます。
私の玉網は6mのため、竿を持つ左手と共にかなりの重量感を感じていました。
しかし今回は左手の重量がかなり軽減されたことで魚のコントロールに集中でき、スムーズなタモ入れができました。



この日は、最大40.4cmのメジナの他、良型サンノジなどが竿を曲げてくれましたが、やや強引なやりとりでハエ根をかわしてキャッチでき、竿としての性能は十分であることがわかりました!



そして帰港後、いつもなら運動不足の肩回りの疲労に悩まされるところが、あまり気にならなかったのは軽さのおかげかな~と思います。

今回試した「エア エボリューション」は、その軽さによって仕掛けの振り込みやタモ入れのハードルを下げてくれるため、初めて本格的な磯竿を購入する方にとって最有力候補だと感じました。
また、この日は天気が無風に近い状態でしたが、風がある場合には細身軽量であることが有利になると思います。

「エア エボリューション」は、軽量かつシャープな使い心地!
そして、価格をうまくバランスした、これまでにない価値がある製品だとわかりました。

私も一本買おうかな~




2019.04.06 written by ワッキー

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